1998年7月26日。仕事が人一倍とろいせいで(涙)、とにかく寝る時間が欲しい今日この頃、どうしても仕事の都合で実家に帰るはめになってしまいました。
そこで、いい加減夜9時近くに札幌を出発、実家についたのは午前1時30分。家族のものが寝静まった午前4時までモタモタと仕事をし、そこから某川へ車を飛ばしました。
帰ってきたら仕事の続きで、午後からは家族と海辺でバーベキューの予定が入っています(^_^;)その後は札幌まで170キロの運転が待っています。
それにしてもそこまでして行くか普通(^_^;)
今回のねらいはただ一つ、丸々と太った大きなイワナを1本釣る、これだけです。
予定の川には、上流部に60センチ近いイワナが居ることが、仲間内では確認されています。それをドライでねらおう、というのが今回の主旨なのです。
林道を愛車RVRでさっさこと走り抜けます。前の愛車はGOLFちゃんでしたが、新車でいきなり林道走ったり、気の毒なことをしましたので、買い換えました。本人(?車か?)も、まさか極東の島国までは運ばれて、林道を走らされるはめになるとは夢想だにしていなかったでしょう(^_^;)
途中「熊が出ています!」の看板を見て、久しぶりに全開でびびる(^_^;)
何しろ久しく山奥に入って良いので、すっかり肝っ玉が小さくなってしまいました。単独だと余計寂しさが身に染みます。
で、結論から行くと、30センチ程度のイワナが5,6本、二年サイズの良形が5,6本というところでした。
大物は釣れませんでしたが、そこそこのイワナちゃんが、素晴らしい引きを堪能させてくれました(^_^)
エルクヘアカディスをきっちりくわえていますね(^_^)やさしくリリース
ここから出てきました。何しろ上流なので、この付近では割と良い大きさの渕です。
しかし、釣り始めて数時間、な、な、なんと、なぜか上流部に餌釣りのおじさんがいるではありませんかぁ?な、なんで??と驚いてると、向こうもこちらに気づき、驚いたようです。
一体どこから来たんだろう?ここはワシ以外のルート進入は無理のはずだし、足跡も昔のがわずかしかなかったのに??
と驚きとガックリ感にうちひしがれながらもキャストしたその瞬間、するどくイワナがアタック!(ヤマベに比べると、めちゃくちゃとろいですが(笑 )
上流のおじさんの目の前で、ロッドがしなる!う~ん、快感(^_^) 尺モノでした。同じ尺でもネイティブは身の厚さと良い、体力と良い、やっぱり桁が一つ違いますね。このイワナはフックをはずすときに血が大量に出てしまい、キープしました。
おじさんと遭遇してから子一時間、時間は10時をまわり、当たりがパタと途絶えてきました。まあ満足したし、追い抜く元気もなし。もう後は釣り下がろうかなとふと下流を見ると、な、な、なんと、今度は若いフライのおにいちゃんがずいずいのぼってくるではありませんか!
あ、どうも、と挨拶すると、「ここはねぇ、1時間半くらい釣り上ってからがおもしろいんだよ」などと言うではありませんか。
「ってやんでえ、こっちは小学生のときから通っているホームグラウンドだぞ、アドバイスされたかねーわい」などというちょっとした優越感と、にもかかわらずそのことを知らなかった軽いショックが複雑に交錯するなか(^_^;)どこから来たんですか?と聞くと、どうやら林道から入れる進入ポイントがあるらしいのです。これは今迄知りませんでした。
う~ん、そうか、ということは、この人もかなり来ている雰囲気だな、やっぱり結構知っている人は知っているんだなあ、という複雑な気持ちになりましたが(^_^;)まあ、今時知られていない川などありませんね。
この人は魚篭はなしで、私と同じパックロッドで、正統派フライマンのいでたちでしたので、きっとリリースをしてくれるでしょう。
ちなみに私はジュースのクーラーをかねつつも、もし大きいのが出たら、という下心を覗かせた魚篭をしっかり持っていました(^_^;)結局尺イワナ1本だけキープすることになりましたが、後は全部リリース。後は上流に居たおじさんが、小さいのを放してくれることを祈るばかりです(^_^;)
ここで釣れるヤマベは、ほとんどが何年にも渡って私の親のグループが放してきたものです。今回も何本かヒットしましたが、多分秋までには良形は抜かれてしまうかもしれません。
これも尺イワナなのだ。正確に言うと、尺手前、28センチというところでしょうか。最近スケールを持ち歩くようになりました。
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