海釣りに行くときに良く、というかほぼ必ず、潮位表、タイドグラフを見ます。
海釣りにおいては、この潮位こそが超過を握る極めて大きな要因であることは、釣り人なら誰でも知っています。感覚的には釣果の5割、6割は潮位に左右されるような感覚です。
ところでこの潮位、しばしば「潮汐」とも言ったりしますよね。
そこで一体何が違うのか、調べてみました。
そもそものお話として、潮位は誰が計測し、予測しているのか?
実は三つの官庁が分担しています。
1 気象庁
2 海上保安庁 海洋情報
3 国土交通省国土地理院
です。
まず1の気象庁では現在189地点で潮位の実測を行っています。その地点の事をちなみに検潮所と言います。
2の海上保安庁では海上保安庁所管の20箇所の験潮所というのがあります(「検」潮所ではありません)。ここにそのリストがあります。
最後に3の国土地理院では潮位を実測している地点の事を「験潮場」と言います。ややこしいですよね。全国で25箇所ほどあります。
これらの三箇所、約200地点のデータはリアルタイムで取得、一般公開されており、担当省庁間でも共有されています。
その実測値を生かしながら、月の満ち欠けなど、いろんな要素に基づいた計算式に基づいて、潮位の予測を「気象庁」と「海上保安庁」で行っているわけです。
この予測値の呼び名を、
気象庁 → 潮位表
海上保安庁 → 潮汐表
と呼んでいます。
そう、つまり、官庁が違うだけで、実は潮位も潮汐も同じ種類のデータだったのです!
では予報と言いますか、推計値はどこでどこまで、どう公開されているのでしょうか。また、潮位表と潮汐表では予測結果が異なる事があるのでしょうか?
つづく。
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