午前9時に札幌出発でサクッとホッケを釣って来る。

すっかり抱卵ホッケの岸寄りの季節です。ここ数年行ってないこともあり、11月21日(日）にサクッと行ってみることにしました。私にしては珍しく前日からオキアミブロック解凍で計画的です。

子供達も大きくなって巣立ち、我が家のサカナ消費戦力は大幅にダウン。昔用のようにクーラーいっぱい釣っても仕方がありません。まぁ見学がてら行ってみるか、という事で結局出発が午前9時（汗）。もはや釣りをなめてるのかという出撃時間ですが、ボウズでもいいと思っているので、まぁたまにはこういう緩い釣りでもいいでしょう。

12時頃岩内方面着。何カ所か回りましたが波はないものの、何しろ着いた時間が時間ということもあり、どこも釣れてる様子がありません。これまたエゾタヌキさんからの情報で大森海岸付近に行きました。双眼鏡（車に一応積んでいる）で見るとそこそこ釣れている様子。人はあまりいません。よしここしよう、と竿の準備が済んだら既に12時半近くでした。

仕掛けは勿論出来合です(汗）。この「ホッケつれるんで～す」はフィッシュランド等、昔から売ってる安定のホッケ釣り仕掛けです。しかし、欠点はすぐに針を呑まれてしまうという事。今回も9割方飲み込まれてしまいました。針外し忘れたので血抜きかねて全部手で処理しました。

それではホッケ釣り開始！

・・・あれ？なかなか釣れなません。。周りは釣れているのになんで？とちょっと焦りましたが、そのうちしっかり浮きが沈みます。はい、ゲット。

どうやら少しスレているようで（そりゃそうか）、針をしっかり隠してオキアミを針に着けないと、食いがかなり悪い事に気づきました。

きちんと針を隠すと、コンスタントに釣れてきます。逆に乱暴に針にオキアミを着けると、全然食いません。なめてたぜ。。やるなホッケさん。。

そして意外な事に、ウミタナゴも4匹くらい釣れました。周りもポツポツ釣れています。今11月半ばですよ。どういうこと・・・恐るべし温暖化。。こわっ。

隣のおじさん(お前もおじさんだよ）も5，6匹ウミタナゴを釣っていましたが、いらないのか足下の磯の潮たまりに投げっぱなしで、口をパクパクさせています。

・・・いかん、俄然気になってきました。見えてる範囲で三匹。

いらないなら逃がせば良いのに。。話せばわかるかもしれません。しかし、もしヤバい人だったら間違い無くもめるだろうし、そうすると相当高確率でイヤなやりとりになるのでせっかくの休日が台無しです。

だんだんパクパクが弱くなるウミタナゴさん。。。まずい。。集中出来ない。。

そうだ！

「あの～、すいません、いらないのなら、そのウミタナゴ貰っていいですか？」

「ああ、いいよ」

うし！まずは自分の足下の潮だまりに集めます。そしてそのおじさんが（だからお前もだよ）ホッケを釣って背中を向けた瞬間「今だ！」と海にリリース。これなら誰もイヤな思いをしない。我ながらナイスアイデア！するとおじさんはその事に気づかないまま、今度はウミタナゴを釣れると自動で私に投げてくれるではありませんか！ありがとうおじさん、とおじさんは心の中でつぶやきました。こうして奇妙な共同プレイによって、ウミタナゴリリース・エコサイクルが完成したのであります。なんてことでしょう（しかしよく考えたら少しは持ち帰って美味しく頂けば良かったかな）。

撒き餌を巻くと、すぐ手前に大漁にホッケが集まってくるのが見えます。終盤大分ホッケの食いが悪くなってきましたが、大体目標はクリアしたので14時半頃納竿としました。結局2時間くらいで17匹。1匹はカラスさんにあげたので、持ち帰りは16匹。9時に家を出るという釣り人的には風上にも置けませんが釣果的には三人＋お犬様家族ですから個人的にはこれだけ釣れば十分です。