先日、クマの密度が日本一高い、クマの聖地知床にカラフトマス釣りに行った際、クマよけスプレーを実射してみました。結構良いお値段がするクマよけ(撃退)スプレーですが、本当に使い物になるのか?を検証した次第。動画で撮影しました。結論から言うと、「これはかなり心強い!しかし、安全装置(一つ目)を外しておかないとほとんど意味なし」です。
では見ていきましょう。
まず購入したのはこちら。ネットでも店頭でも一番よく売られいているクマよけスプレーです。
輸入総代理店は岩手県にある有限会社アウトバックです。熊の情報が大変豊富に掲載されています。
商品に同封されている取扱説明書によると
成分:カプサイシン(唐辛子エキス)
辛さ評価:320万SHU
ペッパースプレー
だそうです。
SHU(スコビル値)について調べると、scoville heat units で、唐辛子の辛さの度合いを示す単位だそうで、1912年にアメリカの科学者であるスコビルが測定法を考案したそうです。ちなみにハバネロは30万SHUなので、このクマよけスプレーがいかに強力か分かります。
実射の撮影場所は相泊漁港から瀬渡しで約30分ほど先端分にあるモイレウシです。当然周囲数十キロ、人っ子一人いません。というか、森がクマの気配が強すぎてガチで怖いです。スプレー試射で何か周囲に問題が出たらまずいので、更に安全を考えて少し川ずたいに森の奥に入りました(その方がむしろ安全じゃないかも)。
気のせいかイラストがいつもより怖く感じるの私だけだろうか・・・。
袋からクマよけ(撃退)スプレーを出した状態。安全装置が二個ついています。
試射した場所はこちら。周囲に完全に人はいません。モイレウシは湾になっており、川が流れ込んでいます。カラフトマス釣りの聖地です。ちなみに今回の釣果はこちら。
まずプラスティックの安全装置を外します。しかし、これが思いのほか堅い!びっくりしました。普通に釣り用のナイフ(しかも新品)でも中々切れません。
断言できますが、渓流や山に持って行くときは、必ずこの黄色い安全ベルト?は外しておいてください。誤射防止の安全装置はもう一つついてますので心配はいりません。これを外しておかないといざという時ほぼ役に立たないと思います。。
ナイフではどうにも切れず、勢い余って手を切ってしまいそうだったので、プライヤーに切り替え、渾身の力を込めてどうにか切ることが出来ました。ふー、マジか。
コレで準備は万全。更に二つ目の安全装置も外します。こちらは手で簡単に外せます。
さあ、これで準備は万端です。
では、クマよけ・撃退スプレーをいよいよ発射です。。何しろ1万円以上するシロモノです。失敗は許されません。3,2,1・・・
ファイヤー!!!すごい瞬発力です!めちゃくちゃすごい勢いで出る!!
動画はこちらをご覧下さい。
意外と強い噴霧でちょっと驚きました。後から猛烈な臭気が襲ってくる感じで、用心して念のため呼吸を浅くしていたのですが、それでもかなりやられてしまいました。
犬は人の数千倍から1億倍も嗅覚が優れていると言われています。クマはその犬の7倍の嗅覚を持っていると言われています。人でこれなんですから、クマはたまったものではないでしょう。
今回の実験結果から言いますと、クマよけ(撃退)スプレーはめちゃくちゃ頼りになる!!です。山菜採り、渓流釣りに行く方には強くオススメします。
ちなみに保証規定による有効(利用)期限は同じく同封されている取説によると、「購入日から1年間」との事です。でも、3,4年は使えそうです。
是非チェックしてみてください。
2023年は特に熊がめちゃくちゃ発生しています。くれぐれもお気を付け下さい・・・。
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