※2023年5月16日追記(一部本文もアップデートしました)
昨日かなりテレビでも報道されていたようですが、フライロッドが回収されていました。
という事はバックがそれなりに取れる場所でやっていた事になるので、それなりに視界が開けた場所だったという事になります。そうなると、山菜採りのような偶発的に驚いて襲いかかった、という事は考えにくく、ある程度目的的に襲いかかった可能性もあるのかも知れません。いずれにしても早急な解明が望まれます。。
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本日2023年5月14日午前中、朱鞠内湖でイトウやアメマス釣りをしていた男性が行方不明になるという事故が発生しました。熊の襲撃を受けた様です(胴長咥えて振り回しているクマが目撃されたそうです。。)。
渡船で1人渡った後、数時間経ってガイドが迎えに行ったところ、道具が散乱しており男性が見つからなかったとの事です。
士別警察署 朱鞠内駐在所に電話で本日14日15時頃確認したところ、「一般向けに今時点では発表できる事はないですが、確かに事故は起きており、行方不明者が出ている。現状朱鞠内湖での釣りは警察に禁止する権限は無いが、出来れば控えてほしい」との事でした。現地での釣りは勿論、山菜採りも当面厳にお控え下さい。
幌加内町役場 朱鞠内湖淡水漁業組合は同16時頃、詳しい理由は書いておりませんが、熊が目撃されたとの理由でブログで渡船の中止と釣りの禁止を告知しています。
ツイッター
ツイッターではかなり早い時点からこの話題が流れていました。
ちょっと詳細は不明だけど朱鞠内湖に熊が出て閉鎖らしい。更に渡船で渡ってた釣り人が襲われて行方不明って話も・・・・
— 🐻➕🕶️=自作毛バリ 5/9 次はモンカゲの阿寒湖! (@zisakukebari59) May 14, 2023
どうかどうか無事で…と祈りながらも、よく行く場所で熊が出たと聞くと怖い。自然界にお邪魔しているのは私達のほうだから、本当に気をつけなくちゃね。#朱鞠内湖 #釣り pic.twitter.com/htSYD4lRvt
— ma△campfish (@ma_campfish) May 14, 2023
朱鞠内湖で熊に人が襲われて行方不明者が出たそうです。
— ゆうセン (@yusenaqua) May 14, 2023
はじめまして。
横から失礼いたします。実は私も先程まで朱鞠内湖で渡船を利用して釣りに行ってました。
今回の件は本当にショックで言葉もありません・・・。— cardinal_44 (@umf_cardinal44) May 14, 2023
また、18時以降メディアが報道を始めています。
メディアの報道
- 【速報】釣りをしていた男性が行方不明 近くで胴長靴をくわえたクマ目撃 北海道幌加内町 朱鞠内湖 HTB北海道ニュース
・・・・ 14日北海道幌加内町の朱鞠内湖畔で、釣りをしていた男性が行方不明となっています。周辺では胴長靴をくわえたクマが目撃されています。警察によりますと、男性は午前5時半ごろから朱鞠内湖畔で1人で釣りをしていました。釣りポイントには、ガイドのボートに乗って行ったということです。午前9時半ごろガイドが迎えに行ったところ、男性の姿はなく、釣り用の胴長靴をくわえたクマを目撃しました。(全文はサイトでご覧下さい)
- 朱鞠内湖で釣り人が行方不明 付近でクマ目撃:北海道新聞デジタル
・・・・士別署などによると、男性は同日早朝から、ガイドの案内で湖岸にボートで渡り、1人で釣りをしていたが、約4時間後にガイドが迎えに行ったところ、男性の姿はなかった。現場付近ではクマがうろつき、釣り用の胴長靴をくわえて振り回していたのをガイドの男性がボートから目撃したという・・・・(全文はサイトでご覧下さい)
朱鞠内湖とは
朱鞠内湖は人工湖で、近年非常に水産資源管理が徹底されている湖として知られており、同時に出せる竿の本数やルアーは返しのないバーブレスを使う事、キャッチアンドリリースなどがルールとなっています。また北海道ではかなりイトウの魚影の濃い湖として知られており、全国からアングラーがやってきます。
朱鞠内湖の思い出ー魚の宝庫、クマの巣。
実は私は数十年前、子供の頃は毎年の様に父親に連れられて釣り、キャンプに訪れていました。ここ20年くらいはご無沙汰になってしまいましたが、私が釣りをし始めた頃に、亡き父に連れられてかなり行った思い出の地なので、今回の件は個人的にも大変強い衝撃を受けました。
若い頃は道北の河川や湖をホームとして良く釣りをしており、朱鞠内湖や宇津内湖(昔は第二朱鞠内湖と呼ばれていました)では初夏の時期にイトウがうじゃうじゃ泳いでいるのをよく見かけたものです(バラしまくりでしたが。。)。
宇津内湖に流れ込むウツナイ川の重厚な川の流れ(流されたら絶対死ぬと思いました。怖い川です。今どうなんだろ?)、イワナやアメマス、サクラマスの濃さもすごく、北海道でものすごい自然の濃いエリアです。当然ですが、周りには全く民家はないところがほとんどで熊の巣状態です。私が良く通っていた当時はまだ国鉄が湖の周りを走っていましたが、それでも無人駅が多くまさにザ・ウイルダネスそのもので、日中でもかなりこまめに爆竹を鳴らしまして、それなりの緊張をしながら釣りをした事を昨日のことのように良く覚えています。そういえば若い頃はほぼ単独釣行でした(ナタは持っていた)。クマの濃さは当然ですが今も変わりません。
去年朱鞠内湖で渡船お願いしたとき
渡った先にクマに襲われたであろう鹿の死骸があって変な汗かきましたー— クランキーBOSE (@macka_mk) May 14, 2023
そもそも釣り人が熊に襲われる事自体は滅多に無く、むしろ山菜で熊に襲われる確率の方が遙かに高いです(熊に対して知らないうちに風下に立ってしまう事があり、鉢合わせで襲われる)。
一般的に熊は人の気配を感じると自ら逃げるケースがほとんどです。朱鞠内湖でボートで渡れるエリアは、湖畔の見通しは比較的良いところが多いはずで、熊がかなり確信犯的に襲わない限り、襲撃される可能性は通常ほとんどないはずなのですが。。。
今年は気のせいか熊出没のニュースが多い印象がありますが、熊の気質ももしかして変わりつつあるのでしょうか。
クマ対策はしっかりしよう
こちらでもご紹介していますが、万が一の事を考え、熊よけスプレー、鈴、爆竹は必ず常備しましょう。スプレーはちょっと髙いですが命あっての物種です。食われて死んだら人生お終いです。
また出来ればナタなども持参するようにしましょう。正確な情報ソースは忘れてしまいましたが、熊に襲われて助かった方の相当数の方がナタを持っていたという統計があるそうです。
私も若い頃は持っていたのですが、、、早速買いたいと思います。
行方不明になった方の一刻も早い発見をお祈りいたします。。
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