その昔、2000年頃、地球に優しいと銘打って、生分解性のナイロンラインが発売されました。確か東レかデュポン社製だった気がします。
しかし、結論から言うと全く売れませんでした。
理由は釣り人ならご想像の通り、万が一の事を考えたら心配で使えないからです。大物をかけて切れた日にはシャレになりません。
こうして瞬く間に黒歴史として生分解性ナイロンラインは時代から消えていきました。
そして2022年、今度は生分解性プラスティックでルアーを作ろうという動きがあるようです。
NEC傘下のNECプラットフォームズ(東京・千代田)は、自然環境で分解されるプラスチック素材の販売を始める。レジャー用品会社が2022年にも発売する釣り具などで採用される。数年をかけて海中で分解されるためごみになりにくく、排出する二酸化炭素(CO2)が少ないことを強みに、年50億円の販売を目指す。
「NeCycle(ニューサイクル)」は木やワラに含まれるセルロースという物質が約50%、残りが石油由来の物質でできているプラスチック。通常のプラスチックに劣らない強度を持つ一方で、土や海の中に長期間置いておくと分解される。釣り具として海水中で1回に数時間利用する際の強度は十分・・・・・
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確かにプラスティックは近年環境ホルモンと呼ばれる悪影響が懸念されており、プラスティックのスプーンやストローを廃止する企業が増えています。
これならもしかして少しは売れるかも知れませんね。
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